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頭部

【読影診断】左Meckel腔内腫瘤:神経鞘腫、髄膜腫などを考えますが、臨床症状はいかがでしょうか。造影MRIにてご精査ください。

2016.01.06

293318-0000039999

検査目的・臨床情報

ふらつき、頭痛

所見

左Meckel腔が拡大し、腔内に径12×15mmほどのT1強調像で灰白質と同定度の信号のmassを認めます。T2強調像では辺縁が非常に高信号、中心部分は淡く高信号で、その間は低信号を呈しているようですが、辺縁は脳脊髄液と区別しがたく、どこまでmassかは不明です。
拡散強調画像では中心部分は低信号で、その周囲は脳実質と同定度の信号です。三叉神経はmassに連続していくようにみえますが、左側に圧排されているような枝も認めます。Meckel腔内の腫瘤で神経鞘腫、髄膜腫などを考えますが、臨床症状はいかがでしょうか。神経の走行との関連性や硬膜との関連性も含め、造影MRIにてご精査ください。
脳溝やSylvius裂の軽度の拡大を認めます。
両側内耳道内や小脳橋角部、脳幹、小脳にmassや異常信号は認めません。
出血や梗塞などの急性期脳血管病変を疑うような所見は指摘できません。
水頭症を疑う脳室拡大は認めません。

MRAで明らかな動脈瘤や血管狭窄、閉塞像などは認めません。
右後大脳動脈は後交通動脈を介し、内頸動脈から栄養される胎児型(normal variant)です。椎骨動脈は右側優位です。
その他、明らかな異常を指摘できません。

読影診断

左Meckel腔内腫瘤:神経鞘腫、髄膜腫などを考えますが、臨床症状はいかがでしょうか。造影MRIにてご精査ください。